%25E3%2583%2588%25E3%2582%2599%25E3%2583
 
%E3%83%88%E3%82%99%E3%83%95%E3%82%99%E5%
ドブ川番外地190130.00_35_41_16.静止画035.png
A032_C061_0101P8_001.R3D.01_35_33_10.静止画
ドブ川番外地190130.00_48_14_10.静止画037.png
ドブ川番外地③.png
ドブ川番外地190130.01_14_16_20.静止画038.png
 
S__3235863_edited.png
S__3235866_edited.png
S__3235870_edited.png
S__3235873_edited.png
S__3235860_edited.png
S__3235862_edited.png
S__3235869_edited.png
S__3235868_edited.png
S__3235867_edited.png
S__3235864_edited.png
S__3235865_edited.png
S__3235871_edited.png
 

-あらすじ-

親友の自殺を機に引きこもりとなってしまった青年・増村辰巳。

5年ものあいだ家族との交流も断ち、無為に生きていたある日、

ついに家を飛び出した辰巳は、独り、夜の街を彷徨う。その果てに出会ったのは、

かつては将棋棋士だった浮浪者・土川士郎とその仲間たちだった。

大酒飲みで無軌道な乱暴者の土川は、なぜか周囲に対して辰巳を自分の息子だと偽り、

以来、辰巳と土川の奇妙な生活が始まる。やがて、辰巳は徐々に笑顔を取り戻していく。

しかし、実は土川には、棋士だった頃の隠された秘密があり・・・
 

 
S70.00_02_45_00_edited.png

-解説-

人と人との繋がりが希薄になった現代に叩きつける、異様な迫力を持った青春映画『ドブ川番外地』は、

大阪芸術大学の卒業制作として制作され、度重なる困難を乗り越えて完成された大作だ。

本作は、青春の痛みと疾走、そして希望を描いた映画でありながらも、学校はほとんど登場しない。

絶望の中で言葉を失った青年・辰巳は、街を彷徨い歩いた果てに、浮浪者の土川やその仲間たちと出会い、

彼らと共に生きることになる。世間の誰からも忘れ去られ、家をも持たぬ彼らは、

地図に番号すら振られない「番外地」のような存在といえるだろう。

 

監督は、自らも大阪出身であり、『ティッシュ配りの女の子』(18)や『獰猛』(20)も注目を集めた渡邉安悟。

その活劇性に満ちた画面展開や泥臭くも鋭いユーモア、異様な迫力を持ったキャラクター造形からは、

後に修了した東京芸術大学大学院映像研究科の教授・黒沢清のスピリッツも感じさせる。

共同脚本と美術を担当したのは、同じく渡邉監督の『獰猛』(20)の脚本も手掛けた宮崎純平。

また、大阪南部特有の土着的な風景を一切の妥協なく捉えた本作の撮影は、

『温泉しかばね芸者』(18)や『羊と蜜柑と日曜日』(21)の新鋭・中條航が担当した。

主人公・辰巳を演じたのは、本作で第19回TAMA NEW WAVE で主演男優賞にノミネートされ、

『銀魂2 掟は破るためにこそある』(18)や第13回沖縄国際映画祭で上映された『Be Here Now』(20)にも

出演した注目の若手・北垣優和。彼と向き合う浮浪者・土川役に、ストリートダンサー「GM ENGIN#9」として知られる一方、

俳優としてもマーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』(16)などに出演した藤田尚弘。

その他、水谷豊が監督・主演を務めた『TAP THE LAST SHOW』(17)などに出演した

吉良雪花 (旧・水城希海)が踊り子のナンシー役を、『つれづれ』(20)や『蛾の光』(20)など

様々なインディーズ映画で注目される笠野龍男が警官役を、異色パフォーマーとして知られ、

『食べられる男』(16)や『赤色彗星倶楽部』(17)でも印象を残したひと:みちゃんがヤブ医者役を演じるなど、

個性溢れるキャストの面々も印象的だ。

本作は、『カメラを止めるな!』(17)を海外に紹介したことでも知られる英国の配給会社「サードウインドウフィルムズ」

アダム・トレルが「2018年の日本映画ベスト10」で3位に選出したことでも話題に。

2019年の第27回レインダンス映画祭では新人監督コンペティション部門で上映されるなど国際的にも注目を集めた話題が、

劇場で、ついにその全貌を現す!

CAST

北垣優和 yuwa kitagaki

増村辰巳

藤田尚弘 takahiro fujita

土川士郎

笠野龍男 tatsuo kasano

警官

真弓 mayumi

雪子

吉良雪花 yukika kira

ナンシー

石上亮 ryo ishigami

馬場馬太郎

宮崎純平 junpei miyazaki

神代保三

ひと みちゃん hito:mi-chan

  :                 

ヤブ医者

上村いずみ izumi uemura

偽ナース

森谷泰子 yasuko moriya

辰巳の母

 
 

STAFF

監督

渡邉安悟 asato watanabe

1994年、大阪生まれ。大阪芸術大学の卒業制作「ドブ川番外地」がレインダンス映画祭コンペ部門に入選し、ロンドンにて上映される。学部卒業後、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻に進学し、黒沢清氏や諏訪敦彦氏に師事する。現在は東京を拠点にし、映像フリーランスとして活動中。

監督・編集:渡邉安悟/脚本:宮崎純平 渡邉安悟/撮影:中條航/照明:新甫悠祐/録音:浦川みさき

美術:宮崎純平 畠智哉/衣装:久木山ひかり 池本陽海/助監督:鳴瀬聖人 山田玄徳/製作:小川真穂 山田唯弦

音楽:前田佳佑/整音:木村健太郎 浦川みさき

 
%E3%83%88%E3%82%99%E3%83%95%E3%82%99%E5%

「ドブ川番外地」は、ダンテの「神曲」になぞらえるなら、引きこもりの若者が地獄に落ち、煉獄を経て天国に至る物語だと思った。

膨大な数の登場人物が異境のロケーションで繰り広げる摩訶不思議な世界は、映像戯曲といってもいい渡邉安悟ワールドの全開だ。

​大森一樹(映画監督)

映画とはカーニバルだ。そこではあらゆるヒエラルキーは取り払

れ、無礼で自由な人間が力を持つ。世界から追いやられていた

たちが蘇生し、血を吐き、火を放ち、ズブ濡れになって叫び、殴りながら手を繋ぎ、笑いながら泣く。

死者さえも蘇るそのあべこべの世界(=映画)。そこでなら私も生きてゆけるかもしれない、と映画館の暗闇の中で救われた孤独な魂が、また新たなカーニバルを始めるだろう。

諏訪敦彦(映画監督)

アチャラカなようで、ふと哀愁が漂い、コテコテのようで、妙にニヒリステックな、まことに複雑で油断のならない映画だ。

渡邉監督がいたって静かで誠実な人物であるだけに、これは何かのワナなのかもしれない

​黒沢清(映画監督)

公開できるまでに時間がかかったけど2018年に初めて観た時に自分の年間の日本映画ベスト10に選んだ。そこから何年も経ってるけど未だにインパクトが残ってる。あんなに若い監督のデビュー作品で信じられない。かなりユニークな映画でめっちゃ面白い

​アダム・トレル(映画プロデューサー)

A061_C012_0101LC_001.R3D.00_10_21_06.静止画

俺が求めていた邦画っていうのはこういうやつ!
こういう、夢にうなされていたような幻想的な鬱屈。

テレビ屋が作ったタレントが主役のどうでもいい恋愛話じゃなくて、カラカラに乾いたキャンバスを表現欲求で切りつけたような映画こそ邦画が歩むべき道だと思う。

石黒正数(漫画家)

 

劇場情報

池袋シネマ・ロサにて

2021年7月10日(土)〜7月23日(金) 二週間限定レイトショー!

 
お問い合わせ

送信ありがとうございました